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墓の作成

WAの売りのひとつとして墓の探検がありますが、通常のゲームプレイでは墓を作成したり編集したりすることはできません。しかし、チートコマンドを使えばこれらのことができます。

実際に作りこんでる人はあまりいない感じですが、どうすればいじれるようになるのか、知っている範囲で(さわりの部分だけになりますが)説明します。





準備
まず、墓に必要なオブジェクトの設置と設定をできるようにしないといけません。ctrl+shift+Cを押してコンソールを出し、以下のチートコードを入力します。

testingCheatsEnabled true
一部のチートコード/コマンドを利用可能にします。これ以下にあげるすべてのコード入力や設定をできるようにするために必要です。

buyDebug on
購入モードのカテゴリーにハテナが追加され、通常では購入/建設モードで購入できないオブジェクトを購入できるようになります。墓オブジェクトはすべてここに含まれています。


enableLotLocking true
デフォルトの墓は、編集できないようにロックがかかっていて、さらに通常ではロックの解除もできません。このコードを入力するとロックの設定/解除ができるようになります。区画ウィンドウのカギアイコンを外すことで、ロックを解除して区画の編集ができるようになります。

ちなみに、墓を作るには区画タイプが必ずしも『墓地』である必要はありません。実際、エジプトの市場の地下はダンジョンになっていますし、サンセットバレーの公園とか、自宅にも作ることができます。ただし、普通の公共区画に作るとほかの住民が押し寄せて面倒なことになるかもしれません。


基本

仕掛け設定
設置したオブジェクトに仕掛けを加えるには、ctrl+shiftを押しながらオブジェクトをクリックします。すると仕掛け設定用のメニューが表示されます。

メニューはオブジェクトの種類にあったものが表示されます。例えば、
  • 宝物箱 - 中身の個数、中身の種類、など
  • ワナ - ワナの種類、ワナの初期状態(可視/不可視、解除可/解除不可)、など
  • ドア - カギがかかっているかどうか、など
といった具合です。

一部のオブジェクト(ドアなど)は、まず『「仕掛けを加える」と「動作を有効にする」能力を追加する』を選んでおかないと、仕掛け設定のメニューが表示されないようになっています。



墓室
墓のすべての部屋に、墓オブジェクトの墓室マーカーを設置します。必須ではありませんが、墓室として認識するために必要です。
普通の部屋はその区画にいる時点で中がすべて見えてしまいますが、このマーカーを置いた部屋は、実際にその部屋に入るまでは中が一切見えないようになります。
実際のゲームプレイではマーカーは見えなくなりますので、置く場所は部屋内のどこでも構いません。

さらに、墓の最深部の部屋のマーカーに、仕掛け設定で『最後の部屋マーカーを設定する…』を選択し、続いて墓の名前を入力しておきます。
最後の部屋というのは、訪れることで墓をクリアした扱いとなる部屋のことです。ファンファーレが鳴り、メッセージが表示されます。また、『墓全体を探検する』の願望を満たす条件でもあります。


オブジェクトのリンク
オブジェクトAである操作をすると、オブジェクトBに変化が発生、というようにオブジェクトの挙動を連携させたい場合は、ABのリンクを作らなければなりません。手順は以下のとおりです。
  1. Aの仕掛け設定で、『仕掛けをリンクする…』→(操作)とクリック
  2. Bの仕掛け設定で、『有効にされた動作へのリンク…』→(変化)とクリック
これでは分かりにくいので、例としてフロアスイッチに乗るドアのカギが開くという仕掛けを作成してみます。


1. フロアスイッチとドアを設置します。


2. ドアをctrl+shiftを押しながらクリックし、『鍵をかける』を選択してドアに鍵をかけます。


3. ドアをctrl+shiftを押しながらクリックし、『「仕掛けを加える」と「動作を有効にする」能力を追加する』を選択します。これで、ドアにリンクなどの仕掛けを加えられるようになります。


4. フロアスイッチをctrl+shiftを押しながらクリックし、『仕掛けをリンクする…』→『乗る』を選択します。これで、リンク元の部分フロアスイッチに乗るができます。


5. ドアをctrl+shiftを押しながらクリックし、『有効にされた動作へのリンク…』→『鍵を開ける』を選択します。これで、リンク先の部分ドアのカギが開くができます。


リンクは同じオブジェクトに複数設定することもできます。例えば、
  • - 小さな穴のスイッチAを作動させると、宝箱Bが出現し、炎のワナCが発動する
  • - フロアスイッチAに乗るドアBの鍵が開きフロアスイッチAから降りるドアBに鍵がかかる(ちなみにこの場合、他のシムを連れてきて乗ってもらうか、彫像をスイッチの上に持ってくればOK)

リンクを設定したオブジェクトにマウスカーソルを合わせると、リンクのラインが表示されます。紫のラインはそのオブジェクトがリンク元になっている場合。緑は、そのオブジェクトがリンク先になっている場合です。




墓オブジェクト
以下は墓オブジェクトの簡単な説明ですが、普通のオブジェクトでも、墓オブジェクトと同じように使えるものが結構あります。上であげたドアもそうですし、ライトはすべて点灯/消灯で発動するスイッチにできます。階段を隠しておいて、スイッチで出現させる隠し階段もできます。


フロアスイッチ
乗った時、または降りた時に発動するスイッチとして使います。


キーストーンパネル/隠れた仕掛けパネル/たいまつレバー/ソウルピースの彫像
スイッチとして使います。ただの飾りにもなります。隠れた仕掛けパネルは、ゲームプレイ時は見えません。


碑文プレート
チェックするとメッセージが表示されます。テキストを自由に設定できます。読むことで発動するスイッチにもなります。


宝物箱
中にアイテムを入れておくと、開けたシムが中身を入手できます。また、開けると発動するスイッチとしても使えます。
宝物の構成は、一度きりと標準の2種類があります。一度きりは入手したらそれっきりです。標準は何度でも復活するアイテムで、旅行先からホームタウンに帰ると復活します。ホームタウンに置いた宝物箱の場合は、復活しないかもしれません。
具体的な中身については大体そのまま書かれているので分かると思います。§ ~ §§§§§§ !!! は現金袋です。§が多いほど、金額が高くなります。(!) ~ (!!!) は激レアネクターです。特に(!!!)だと、§90,000前後の驚異的な価値になります。


宝物製造ポイント
宝物箱に似ていますが、アイテムがむき出しになっているバージョンです。ポイントのパネル自体は、ゲームプレイ時は見えなくなります。


小さな穴
これも宝物箱とだいたい同じで、アイテムを入手できたり、スイッチとして使います。違いとしては、手を突っ込んだ時にたまに虫が出てきてシムが恐怖するという点です。


サルコファガス
これも宝物箱とだいたい同じですが、最大の違いは何といってもミイラを出せることでしょう。出現率などを設定できます。ちなみに一度ミイラが出た後のサルコファガスは、ミイラの出現率が必ず『時々』に再設定されるようです。
王のサルコファガスというものもあり、これはちょっとした秘密があるので注意が必要です。


飛び込み井戸
これも宝物箱と同じようにも使えますが、目玉機能として、他の井戸にワープするというのがあります。
ワープ井戸にすると、同じフロアの別のワープ井戸にワープします。
超ワープ井戸は、設定した任意の井戸にワープします。井戸には名前がつけられるようになっているので、あらかじめつけておきます。『超ワープ井戸にする』を選択すると井戸の名前を聞いてきますので、ワープ先の井戸の名前を入力します。


動かせる彫像
動かして通路を切り開いたり、スイッチの上に乗せる目的で使います。動かすことで発動するスイッチにもなります。
『密かに動かせるようにする』を正にすると、いったんシムが調べたあとでないと動かせなくなります。マウスカーソルを合わせればバレバレなので、あまり使う意義はないかもしれません。
『スイッチの有効と無効を切り替える』を誤にすると、フロアスイッチの上に乗せてもスイッチが作動しない彫像になります。


ワナ
火/電気/蒸気/ダーツの4種類があります。初期状態や発動時間、解除の可/不可など、様々な設定ができます。
スイッチとして使う場合は、ワナが発動するか、ワナを解除することが発動条件になります。解除はシムが直接穴に手を突っ込んで行うほか、彫像を上に乗せることでもできます。直接解除する場合は、罠が発動していない状態でなければなりません。


がれきの山/巨岩
置くだけで通路をふさぐお邪魔キャラになります。一応、片付けることが発動条件になるスイッチとしても使えます。巨岩は盤古の斧を持っていないと壊せません。
がれきの山の下にスイッチや宝物製造ポイントをあらかじめ置いておくことで、がれきを片付けたら中からスイッチ(宝物)が、というシチュエーションができます。


凝った墓にするには
墓オブジェクトのプロセッサーというオブジェクトを使うと、複数のスイッチを条件にできたり、時間経過による仕掛けができたりらしいです。さらに、TNSテキストというのも設定できます。これについてはまったく分かりませんが、多分ですがアドベンチャーに絡ませることができるのかも知れません。

墓の作成についてはTS3Wikiにいくつかのリファレンスがあり、大変参考になりますので、より詳しく知りたいならば、目を通してみるとよいでしょう。
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